2025.12.26

営業向けWebシミュレータの開発事例|Web体験と商談をつなぐバンクチュールの3Dシミュレーター

BAINCOUTURE シミュレータ

高級バスルームを扱うバンクチュール株式会社向けに、Web上で商品を体験できる3Dシミュレーターと、営業担当者が商談で利用するシミュレーターを開発しました。

Webで商品を知り、興味を持った顧客が、商談ではより詳しいシミュレーションを行う。さらに、顧客ごとの検討状況や商談情報を管理することで、Web上の商品体験と営業活動をつなげています。

この事例は、3Dシミュレーターを単なる商品紹介ツールではなく、営業活動に活用する「営業向けWebシミュレータ」の開発事例です。

営業向けWebシミュレータとは

営業向けWebシミュレータは、商品の組み合わせや仕様変更、空間への配置、価格確認などをWeb上で行いながら、営業担当者が顧客との商談を進められるシステムです。

商品の特徴を画面上で見せるだけではなく、顧客の希望を聞きながらその場で商品を変更したり、完成イメージを確認したりすることで、営業担当者と顧客が同じ画面を見ながら商談を進められます。

3Dを利用したシミュレーターでは、写真やカタログだけでは伝えにくい商品の形状や色、素材、組み合わせなどを視覚的に確認できます。

特に住宅設備、建材、家具、インテリアなど、商品の組み合わせによって提案内容が変わる商材との相性がよく、ショールームや対面商談、オンライン商談などで活用できます。

バンクチュールで開発したシステム

バンクチュールでは、Web上で高級バスルームを体験できるシミュレーターと、営業担当者が商談で利用するシミュレーターを開発しました。

Webで公開するシミュレーターと営業向けのシミュレーターでは役割が異なります。

Webでは、顧客が自分で商品を見ながら、バンクチュールのバスルームが持つデザインや空間の魅力を体験できます。

商談では、営業担当者が顧客の希望を聞きながら、より詳しい内容を確認し、提案を進めることができます。

このように、顧客自身が商品を知る段階と、営業担当者と具体的な検討を行う段階を、それぞれに適したシミュレーターで支援しています。

Webで高級バスルームを体験する

高級住宅設備では、商品の機能や仕様だけでなく、空間全体の雰囲気やデザインを伝えることが重要です。
そこで、Web上でバスルームを3Dで確認できる環境を用意しました。

商品の色や仕様を切り替えながら、完成した空間を視覚的に確認。写真やカタログでは伝わりにくい立体感や空間の印象を、Webブラウザから体験できることが特徴です。

顧客はショールームへ訪問する前から商品を確認でき、自宅や外出先からでもバンクチュールの製品を体験。Webシミュレーターを営業活動の入口として利用することで、商品を知ってもらうための接点を増やしています。

商談では営業担当者がシミュレーターを利用

Webで商品に興味を持った顧客が具体的な検討に進むと、営業担当者による提案が必要になります。

商談専用のシミュレーターでは、営業担当者と顧客が画面を確認しながら、商品の仕様や組み合わせを検討できます。
顧客の希望を聞きながら内容を変更し、その場で結果を確認できるため、完成イメージを共有しながら商談を進められます。

営業担当者が商品情報を説明するだけではなく、顧客と一緒にシミュレーションを操作することで、希望する内容を具体化していくことができます。
営業向けWebシミュレータでは、この「顧客と一緒に確認しながら提案できること」が重要なポイントになります。

顧客ごとの商談情報を管理

営業向けシミュレーターでは、3D表示や商品変更の機能だけでなく、営業活動に必要な情報を扱えるようにすることも重要です。

今回のシステムでは、営業チームと顧客に関する情報を管理し、商談時に必要な情報を確認できる仕組みを用意しました。

シミュレーターを単独のツールとして利用するのではなく、顧客との商談を進めるための営業支援ツールとして活用することで、営業担当者が変わった場合でも情報を共有しやすくなります。

3Dシミュレーションと顧客情報を組み合わせることで、「商品を見せるためのシステム」から「商談を進めるためのシステム」へと役割を広げています。

Web体験と商談をつなげる

営業向けWebシミュレータを導入する際には、シミュレーター単体の機能だけを見るのではなく、顧客が商品を知ってから購入を検討するまでの流れを考えることが重要です。

今回のバンクチュールの事例では、

  • Webで商品を知る。
  • Web上で3D商品を体験する。
  • 営業担当者との商談で具体的な内容を検討する。
  • シミュレーターを使いながら商品を提案する。
  • 顧客ごとの情報を管理する。

という流れを構築しています。
このような仕組みにすることで、Webサイトと営業活動を別々に考えるのではなく、顧客の商品検討を一つの流れとして捉えることができます。

営業向けWebシミュレータでできること

営業向けWebシミュレータは、商材や営業方法によって必要な機能が変わります。

商品の色や仕様を変更するシミュレーターだけでなく、複数の商品を組み合わせるコンフィギュレーター、空間に商品を配置する3Dレイアウトシミュレーター、価格を計算する見積シミュレーターなど、営業プロセスに合わせて機能を設計できます。

さらに、商品情報の管理、顧客情報の管理、商談内容の保存、営業担当者ごとの利用環境など、業務システムとしての機能を組み合わせることも可能です。

重要なのは、最初から決まったシステムを導入するのではなく、「営業のどの場面でシミュレーターを使うのか」を整理したうえで必要な機能を設計することです。

3Dシミュレーターを営業で活用するメリット

3Dシミュレーターは、商品の見た目を伝えるだけのツールではありません。
営業担当者と顧客が同じ画面を見ながら商品を検討できるため、言葉だけでは伝えにくい完成イメージを共有できます。

商品の組み合わせをその場で変更できれば、顧客の要望に合わせた提案もしやすくなります。

営業担当者が持っている知識や経験だけに頼るのではなく、システム上で商品情報やシミュレーション結果を確認できる環境を用意することで、営業活動の標準化にもつながります。

また、Webで公開するシミュレーターと営業向けのシミュレーターを組み合わせれば、顧客が商品を知る段階から具体的な商談まで、一貫した体験を設計できます。

営業向けWebシミュレータは「作って終わり」ではない

営業で使うシミュレーターは、公開した時点が完成ではありません。

新商品が追加されれば商品データを更新する必要があります。商品の仕様や価格が変更されることもあります。営業方法が変われば、必要になる機能も変わります。

そのため、営業向けWebシミュレータを開発する場合は、現在必要な機能だけでなく、将来的な商品追加や情報更新、機能拡張まで考えて設計することが重要です。

  • 商品を入れ替える。
  • 価格を変更する。
  • 新しい商品を追加する。
  • シミュレーション機能を追加する。
  • レイアウト機能を追加する。
  • 営業管理機能を拡張する。

このように、実際の営業活動に合わせてシステムを育てていけることが、Webシミュレータを長く活用するためのポイントになります。

AgWORKSが開発する営業向けWebシミュレータ

AgWORKSでは、WebGLや3D技術を利用したシミュレーターを、営業活動で利用できるWebシステムとして開発しています。

3Dモデルを表示するだけではなく、商品データ、組み合わせルール、操作画面、顧客情報、商談情報など、必要な要素を組み合わせてシステムを設計します。

「3Dシミュレーターを作りたい」という相談でも、最初から機能を決めるのではなく、誰が、いつ、何のために利用するのかを整理するところから開発を進めます。

  • 営業担当者が商談で使うのか。
  • 顧客自身がWebで利用するのか。
  • ショールームで利用するのか。
  • オンライン商談で利用するのか。
  • 商品を組み合わせるのか。
  • 空間に配置するのか。
  • 価格まで提示するのか。
  • 商談結果を保存するのか。

こうした利用目的を整理したうえで、必要なシステムを設計します。

まとめ

バンクチュールの事例では、高級バスルームをWeb上で体験できる3Dシミュレーターと、営業担当者が商談で利用するシミュレーターを組み合わせました。

Webでは商品の魅力を体験してもらい、商談では顧客の希望に合わせて具体的な提案を行い、顧客や商談に関する情報も管理します。

3Dシミュレーターを「商品を見せるためのツール」だけで終わらせず、顧客の商品検討から営業担当者による商談までを支援する仕組みとして活用した事例です。

営業向けWebシミュレータは、住宅設備や建材だけでなく、家具、インテリア、アパレル、製造業など、商品の組み合わせや仕様選択が営業提案に関係するさまざまな業界で活用できます。

営業で使えるWebシミュレータを開発したい、3Dシミュレーターを商談に活用したい、商品シミュレーターを営業支援につなげたいといったご相談に対応しています。

そのアイデア、一緒に実現方法を考え、形にしていきましょう。

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AgWORKS Limited

投稿者:AgWORKS Limited

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